ログハウス

知らないと大変なことに!?ログハウスの総費用を支払うタイミングはいつ?【住宅ローンの融資時期に注意が必要】

チャボ

こんにちは、チャボです。

ログハウスの建築費用はいつ支払うかご存じですか?
支払いの時期についてご存じない方も多いのではないでしょうか?

多くの方が住宅ローンを使用しますが、住宅ローンの融資が実行されるタイミングと建築費用の支払いの時期に差があるため支払いのタイミングを知らないと契約後に慌てることになります。

ログハウスの総費用は主に契約時、着工時、棟上げ時、引き渡し時の4回ほどに分けて支払いをすることになります。

しかし、住宅ローンの融資が実行されるのは完成引き渡しのタイミングのため契約時、着工時、棟上げ時の支払いは通常の住宅ローン以外の方法で資金準備する必要があります

対策としては自己資金で準備する、親から援助を受ける、つなぎ融資を利用する、もしくは分割融資可能な銀行を選ぶなどがあります。

ログハウスは建築期間が長く契約時から引き渡しまでの期間も長くなるためしっかりと準備を整えることが重要です。

この記事ではログハウス総費用の支払いのタイミング、住宅ローン融資のタイミング、中間支払い準備のための方法について解説します。

この記事でわかること
  • ログハウス建築費の支払いのタイミング
  • 住宅ローンの融資のタイミング
  • 中間支払いのための資金準備方法4選

ログハウスの建築費用の支払いのタイミング

ひよこちゃん

ログハウスを建てたいけど支払いのことってよくわからないな・・・
完成したときに全額住宅ローンで支払えばいいのかな?

チャボ

ログハウスの建築は請負契約になるから多くのログハウスメーカーでは契約から引き渡しまでの間で複数回に分けて費用の支払いをする必要があるよ!

ログハウスの建築は請負契約となるため多くの場合で出来高払いでの費用の支払いが必要になります。

支払いのタイミングは契約時、着工時、棟上げ時、引き渡し時の4回

出来高で支払いが発生するタイミングは多くの場合が次の4回となります。
支払い金額はメーカーによってまちまちですが引き渡しまでに60%から70%の費用の支払いが必要となるケースが多いです。

  • 契約時
  • 着工時
  • 棟上げ時
  • 引き渡し時

契約時

プランを出してもらい見積金額に合意して契約をした段階が第一回目の支払いのタイミングです。

この段階で総費用の20%から25%程度の支払いが必要となります。

着工時

契約後、詳細にプランを詰めて建築プランが完成すればログハウスメーカーは材料の準備に取りかかります。

ログ材は海外から輸入してくる場合も多いのでログ材の準備だけで数カ月かかります。

材料が揃い、いよいよログハウスの建築が始まりますがこれが第二回目の支払いのタイミングです。

この段階でも総費用の20%から25%程度の支払いが必要となります。

棟上げ時

ログハウスは丸太組工法で建築されるため在来工法とは大きく工程が異なります。
基礎工事のあとにログ積みの工程があります。

ログ積みが終われば屋根をかけて上棟式を実施します。

この段階でも総費用の20%から25%程度の支払いが必要です。着工から棟上げまでの期間は比較的短めなので資金準備が遅れないように注意しましょう

引き渡し時

すべての建築工事が完了し引き渡しを受ける際が最後の支払いのタイミングです。
残りの25%から40%程度の費用を支払います

住宅ローンの融資のタイミング

ひよこちゃん

ログハウスが完成するまでに中間金を支払う必要があるんだね。でも、住宅ローンを組んでいるから、そこから支払い出来るんでしょ?

チャボ

多くの住宅ローンは完成した建物を担保に融資を実行するから住宅ローンを支払いに使えるのは引き渡し後だけだよ。中間金は別の方法で準備する必要があるんだ!

金融機関は建物の名義が変更されてからでないと住宅ローンの融資を実行してくれません。

しかし、ログハウスを建築中のうちは建物はログハウスメーカーの所有物となります。建築中も中間金として工事費用の支払いが必要です。

つまり中間金の支払いに住宅ローンを使用することが出来ないため、別の方法で資金を用意する必要があるのです。

引き渡し時の最終金の支払いについては住宅ローンを使用することが出来ます。

中間支払いのための資金準備方法4選

ひよこちゃん

住宅建築のために住宅ローンを借りるのに、その建築費用の支払いに住宅ローンが使えないなんて・・・一体どうしたらいいの?

チャボ

大丈夫!ちゃんと中間金の支払いをするための方法はあるよ!資金準備の方法を4つ紹介するね!

中間金の支払いのための資金準備方法は次の4つです。

中間金の資金準備方法4選
  • つなぎ融資を利用する
  • 分割融資可能な金融機関で住宅ローンを契約する
  • 親から支援を受ける
  • 自己資金で準備する

つなぎ融資を利用する

資金準備方法の1つ目が「つなぎ融資を利用する」方法です。

つなぎ融資とは住宅ローンとは別に中間金などの支払いが必要になった場合に利用する融資のことです。

さきほど説明した通り住宅ローンは完成したログハウスの引き渡し時にローンが実行されるためその間の期間を「つなぐ」ための融資となります。

つなぎ融資で借り入れた資金は住宅ローンの融資実行時に一括で返済することになります。

注意点としてはつなぎ融資の金利は一般的には住宅ローンより高くなります。又、つなぎ融資は住宅ローンとセットで契約する場合が多いです。なぜならつなぎ融資を利用する条件に住宅ローンとのセットとすることが盛り込まれることが多いためです。よって、つなぎ融資を準備している金融機関で住宅ローンを組む必要があります。

  • つなぎ融資は金利が高い
  • 住宅ローンとセットで契約する必要がある
  • つなぎ融資は住宅ローン控除は使えない
  • つなぎ融資と住宅ローンの両方で諸費用がかかる
  • 資金の受取回数や融資上限に決まりがある場合あり

分割融資が可能な金融機関で住宅ローンを組む

資金準備方法の2つ目が「分割融資が可能な金融機関で住宅ローンを組む」方法です。

分割融資とは住宅ローンを複数回に分けて受け取れる融資のことです。

分割融資のメリットはログハウスの引き渡し前に融資を受けることが出来るところです。

分割融資の最大の注意点は融資を受けたタイミングから住宅ローンの返済が始まることです。ログハウスが完成するまでは、当然別のところに住んでいるためそこの家賃がかかります。完成までの期間は家賃と住宅ローンの2重での支払いが発生するためある程度の自己資金が必要になります。ログハウスは一般住宅に比べて工期が長いので2重払いの期間も長くなるので注意しましょう!

それ以外の注意点は次ようなことがあげれらます。

  • 融資を受けたタイミングからローン返済が始まる
  • 分割融資の受取回数に決まりがある場合あり
  • 分割融資を行っている金融機関が少ない
  • 頭金が少ないと最優遇の金利で借りられない場合あり

親から支援を受ける

資金準備方法の3つ目が「親から支援を受ける」方法です。

令和4年1月1日から令和5年12月31日までに直系の父母、祖父母などから住宅の新築のための資金贈与を受けた場合、一定の金額について贈与税を非課税とする制度があります。

ログハウスの場合は一般住宅に当たるので贈与税非課税限度額は500万円です。

所得要件などがありますがもし支援を受けられる場合は非課税で支援を受けることが出来ます。

詳細については国土交通省のHPを確認してみてください。

住宅:住宅取得等資金に係る贈与税の非課税措置 – 国土交通省

自己資金で準備する

資金準備方法の4つ目が「自己資金で準備する」方法です。

これが出来るなら苦労はしないよという声が聞こえてきそうですが、中間金分の費用を自己資金で準備出来ていれば住宅ローンの融資のタイミングはさほど問題にはなりません。

生活防衛資金以外に余剰資金があるのであれば、契約から引き渡しまでの期間は中間金の支払いに充てるのが金利面などを考えると一番お得です。

チャボ

中間金すべてを自己資金で賄わなくても、
つなぎ融資と併用して支払う方法もあるよ。
自己資金での支払いの割合が増えるほど

つなぎ融資の金利の支払いを少なくすることが出来るよ

まとめ

ログハウスの費用を支払うタイミングについて解説しました。

ログハウスの総費用の支払いは工事の出来高に合わせて複数回発生するのが一般的です。
支払いのタイミングとして次のようなタイミングになります。

  • 契約時
  • 着工時
  • 棟上げ時
  • 引き渡し時

中間金の支払いのタイミングは3回ほど発生します。
中間金の支払いには住宅ローンは使用出来ないため別の方法で資金の準備が必要です。
中間金の資金準備方法は次の4つです。

中間金の資金準備方法4選
  • つなぎ融資を利用する
  • 分割融資可能な金融機関で住宅ローンを契約する
  • 親から支援を受ける
  • 自己資金で準備する

1つの方法だけで対応するのではなく複数の準備方法を併用するのも有効です。

ログハウスの総費用の支払いタイミングをしっかり理解して中間金支払いのための資金繰りに苦労するようなことが無いようにしましょう!