ログハウス

住宅地にログハウスってどうなの?そんな疑問にお答えします。控え目に言って最高です。

チャボ

こんにちは、チャボです。

ログハウスで自宅を建築するなら場所にもこだわりたいと思っている方が多いのではないでしょうか。

富士山の見えるロケーション、静かな森の中、海が見える丘など人それぞれ理想のロケーションがあると思います。

田舎に移住してログハウス生活を満喫するのももちろん良いと思いますが、仕事の都合や家庭の事情などで都会を離れられない方もいらっしゃると思います。

「自然の中で楽しめないならログハウスをあきらめるしかない」と思っていた方に伝えたのはログハウスは都会でも建築出来ますし、都会のログハウス生活もとても楽しいということです。

チャボは実際に田舎ではなく住宅地にログハウスを建築して住んでいます。その経験から住宅地にログハウスを建てるメリットとデメリット、建築する場合の注意点について解説したいと思います。

この記事がおすすめな人

  • 住宅地へのログハウス建築を迷われている方
  • 住宅地でのログハウス生活に興味のある方
この記事でわかること
  • 住宅地にログハウスを建築するメリット・デメリット
  • 住宅地にログハウスを建築する場合の注意点

住宅地にログハウスを建築するメリット・デメリット

ひよこちゃん

ログハウスに住みたいんだけど、仕事があるから田舎に引っ越せないだよな・・・ログハウスはあきらめるしかないのかな・・・

チャボ

ちょっと待った!!住宅地でもログハウスは建てることが出来るよ!住宅地にログハウスを建てるメリットもあるから説明するね。

ログハウスは住宅地に建てることも出来ます。又、住宅地・都会ならではのメリットもあります。しかし、メリットだけではなく残念ながらデメリットもあります。
今回はメリットを4つ、デメリットを3つ紹介したいと思います。

住宅地にログハウスを建築するメリット

ログハウスを住宅地に建築するメリットは次の4点です。

住宅地にログハウスを建築するメリット
  • 一歩家に入れば都会の喧騒を忘れられる
  • 仕事で疲れて帰っても癒される
  • 洗濯ものを干すスペースが外に無くても部屋干しで服がすぐ乾く
  • 買い物などを近隣で済ますことが出来て生活コストを下げられる

一歩家に入れば都会の喧騒を忘れられる

まずメリットの1つ目は「一歩家に入れば都会の喧騒を忘れられる」です。

住宅地にログハウスが似合うかどうかを心配される方もいらっしゃると思いますが、家の中に一歩入ってしまえば木がふんだんに使われたウッディな空間が広がります。

家の中では森の中にいるイメージです。

窓からの景色をシンボルツリーを植えるなどして工夫すれば家の中では都会でも田舎でも同じ満足感を得ることが出来ます

仕事などの都合で都会を離れられなくても家に帰れば自然の中にいるような感覚を味わえるため住宅地にログハウスを建てるメリットの1つと言えると思います。

仕事で疲れて帰っても癒される

住宅地にログハウスを建築するメリットの2つ目は「仕事で疲れて帰っても癒される」です。

木材にはリラックス効果があります。それはフィトンチッドという成分が含まれているからです。

フィトンチッドの効能には次のようなものがあります。

  • ストレス抑制
  • リラックス効果
  • 血圧を下げる
  • 脈拍を落ち着かせる etc

このように木材には科学的に立証されている癒し効果があります。

ログハウスはログ材を積み重ねて作られているため1階部分の壁はすべてログ材です。また一般的な住宅に比べて木材の使用量もかなり多いためこの癒し効果は大きなものになります。

都会に暮らしていくとコンクリートジャングルの中で自然とストレスをため込んでしまうことあると思いますが、ログハウスで暮らすことによってストレスを緩和することが出来るため、リラックスした生活を送ることが出来るでしょう。

洗濯ものを干すスペースが外に無くても部屋干しで服がすぐ乾く

ログハウスにふんだんに使われている無垢材は調湿効果が高いです。

無垢材は呼吸をしているので湿気が多いときは湿気を吸収して湿気が少ないときは湿気を吐き出して湿度を調整してくれます。

この調湿効果の使いどころが部屋干しです。

都会だとあまり大きな土地は予算の問題で購入するのは難しい場合が多いです。

土地が狭いと十分な物干しスペースも確保できないかもしれませんが、部屋干しでほとんど乾いてしまうので問題になりません。

ひよこちゃん

ログハウスを建てた多くの人が天候を気にしなくていい部屋干しをしているらしいよ。ログハウスメーカーの営業さん曰く半分ぐらいの家庭は部屋干ししているそうだよ

買い物などを近隣で済ますことが出来て生活コストを下げられる

住宅地にログハウスを建築するメリット最後の4つ目は「買い物などを近隣で済ますことが出来て生活コストが下げられる」です。

田舎での生活は自然に囲まれて楽しいですが、買い物などは不便です。遠く離れたスーパーに買い出しに行く必要がありますし、家族でも1人1台車が必須になるケースもよくあります。

その点、住宅地にログハウスを建築した場合は、当然スーパーなどの買い物設備は近くにありますし、その気になれば車を手放して生活コストを下げることが出来ます

生活コストの面で考えると田舎暮らしよりも住宅地でログハウスを建築した方がメリットは大きいです

住宅地にログハウスを建築するデメリット

次に住宅地にログハウスを建築するデメリットについて解説します。

デメリットとしてあげられるのは次の3つです。

住宅地にログハウスを建築するデメリット
  • 建築条件によっては建築出来ない場合がある
  • 薪ストーブが使いにくい
  • とにかく目立つ

建築条件によっては建築出来ない場合がある

デメリットの1つ目は「建築条件によっては建築出来ない場合がある」です。

ログハウスは特殊な建物のため建築する際に様々な制約があります。

ログハウスは以下の条件に当てはまる場合は建築できません。

  1. 防火地域
  2. 準防火地域
  3. 木造建築物が多い市街地で特定行政庁が指定している地域

ただし、建築するログハウスが準防火構造の認定を受けている場合は②、③でも建築は可能です。

せっかく条件にあった最適だと思われる土地に出会っても防火地域だった場合はログハウスを建築することが出来ません

ログハウスを都会に建てようとする場合は建築条件に注意を払う必要があります。

薪ストーブが使いにくい

デメリットの2つ目は「薪ストーブが使いにくい」ところです。

ログハウスを建てるなら憧れの薪ストーブも導入したいと考えている方も多いのではないでしょうか。

しかし、住宅地でログハウスを建築する場合は薪ストーブの導入についても慎重に考えなくてはいけません。

最近の薪ストーブは性能も良くなっているためしっかり乾燥させた薪を使えばほとんど煙が出ません

しかし、一般の方はそんなことはご存じないため薪ストーブに対してネガティブなイメージを持っている方もいらっしゃいます。

「真っ黒な煙が出て洗濯物が真っ黒になる」や「煙が入るから窓を開けることが出来ない」「変なにおいがする」などといった先入観を持っていらっしゃる場合もあります。

もちろん条例などで決まっていない限り薪ストーブを使用するのは問題ないのですが、せっかくなら引っ越した先の近隣住民の方とも良好な関係を築くほうが良いに決まっています。

せっかくの新居でご近所トラブルにならないように十分な配慮が必要です。

とにかく目立つ

デメリット最後の3つ目は「とにかく目立つところ」です。

ログハウスはその存在感からとても目立ちます。

ログハウスはその性質上建築期間も長くなりますので工事中の状態が近隣住民の方の目に触れる機会も増えます。

近隣住民の方も珍しい建物が建築されるので興味津々になってしまいます。

社交的で自宅が目立つのも気にならない方はいいのですが、あまり目立つのが得意ではない方には住宅地でログハウスを建てるのはデメリットがある行為と言えそうです。

住宅地にログハウスを建てる場合の注意点

ひよこちゃん

ログハウスを住宅地に建築するメリット・デメリットはわかったよ。じゃあ、実際に住宅地に建てる場合はどんなことに注意したらいいの?

チャボ

ログハウスを住宅地で建築する場合は近隣住居との兼ね合いや土地・近隣道路なんかを確認する必要があるよ。順番に説明するね。

ログハウスを住宅地で建築する場合、次の2点について注意が必要です。

  • 土地の広さ
  • 周辺道路の状況
  • 窓の位置

土地の広さ

ログハウスを建築する上で注意する必要があるのは「土地の広さ」です。

ログハウスはログ材を積み重ねて建築しますので、建築時にはクレーン車を使用する必要があります

あまりに狭すぎる土地だとクレーン車を入れることが出来ず建築することが出来ない、もしくは非常にコストがかかってしまうことになってしまいます。

又、ログハウスはログ壁を守るために一般住宅に比べて庇を多く出すため、ログ壁から境界まで1m程度は間を空ける必要があります。そういった観点からも少し広めの土地が必要になります。

ログハウスは特殊な建物なので一般住宅は十分建築出来る土地でもログハウスはうまく建築出来ないといった場合があります。土地探し、土地選びは必ずログハウスメーカーの方と一緒に二人三脚で行うようにしてください。

周辺道路の状況

注意点2つ目は「周辺道路の状況」です。

注意点1つ目の土地の広さをクリアしていても周辺道路の状況によっては建築出来ない場合があります

ログハウスはログ材を別のところで加工してトレーラーで現場まで運びます。よって、建築予定地が住宅地の奥まったところにあるとそこにたどり着くまでの道路が狭すぎてトレーラーが通れなかったり、ログ材の積み下ろしが出来ないといったことが起こる可能性があります。

注意点1つ目のときと同様にこういったトラブルを避けるためには輸送から建築までのノウハウをしっかり持ったログハウスメーカーの方と一緒に土地探しをしていくのがポイントになります。

チャボ

チャボも実際に周辺道路が狭すぎて建築出来ないために気に入った土地をあきらめたことがあったよ。

窓の位置

注意点最後の3つ目は「窓の位置」です。

田舎の周辺に何もない場所にログハウスを建築する場合は気にする必要はありませんが、住宅地に建築する場合、窓の位置は重要です。

お隣さんや通行人の方とカーテンを開けておくと目が合うようではせっかくのログハウス生活が台無しです。

特に平屋に天窓をつける場合、窓の位置に気を付けておかないと隣の家の2階から自宅の中が丸見えになってしまうといったことも起こってしまいます。

住宅地でログハウスを建築する場合は窓の位置にはしっかりと注意を払いましょう。

まとめ

ログハウスを住宅地に建てるメリット・デメリットについて解説しました。

住宅地にログハウスを建築するメリット
  • 一歩家に入れば都会の喧騒を忘れられる
  • 仕事で疲れて帰っても癒される
  • 洗濯ものを干すスペースが外に無くても部屋干しで服がすぐ乾く
  • 買い物などを近隣で済ますことが出来て生活コストを下げられる
住宅地にログハウスを建築するデメリット
  • 建築条件によっては建築出来ない場合がある
  • 薪ストーブが使いにくい
  • とにかく目立つ

住宅地にログハウスを建築する場合、メリット・デメリット両方ありますが、

チャボ家は住宅地にログハウスを建築し住んでいますが今のところとても満足しています

仕事で疲れて帰ってきても癒されるログハウスライフは最高です。

デメリットは建築前しっかり検討しておけば解決出来る内容もありますし、メリットの方が大きく上回っているように感じます。

特に共働き子育て世代にとってはスーパーなどの設備や保育所などが近くにあるといったメリットはとても大きいと思います。

ログハウスに住みたいけど仕事や家庭の事情で難しいと思っていた方はぜひ住宅地でのログハウス建築も視野に入れて検討してみてください。